ハンバーガー 肥満の女性 美味しそうなビール 生活習慣病から身を守ろう

普段何気なく生活している中に、たくさんの病気の原因が潜んでいることが多々あります。
しかし生活習慣となっているとそれが当たり前となっているので、健康を害する原因となっていることに気付くことができない場合もありますし、気を付けなければと思ってもなかなか改善することができなかったりという悩みに繋がります。
乱れた生活習慣は様々な病気を招きますし、ある程度年配になってからじゃないと起こらないと思っていた病気が20代という若さでも発症してしまう可能性もあります。
まずは生活習慣病がどんなものなのか、また何に気をつけていく必要があるのかということを学んでいくことが大切です。
正しい知識を身につければ改善させることも予防することもできます。

生活習慣病とは何なのか

カルテを持っている医者

生活習慣病という言葉を耳にすることが多くなった現代では、それだけ身近な病気だということは誰でも察しがつきます。
しかし具体的にどのような病気のことを指しているのかを理解している人はそれほど多くはありません。
まず理解すべきなのは、病名の通り生活習慣によって様々な病気を発症してしまうという疾患だということです。
人間が生活をしていくなかで行われる食事や睡眠、飲酒や喫煙など様々な要因が引き起こすだけではなく、目に見えないストレスが私たちの体を蝕んでいる可能性もあるのです。
生活習慣が発症の原因として深く関与していると考えられている疾患の総称が生活習慣病というものなので、原因も改善法も1つではありません。
そもそもなぜこのような病気が身近なものとなったかということですが、これは昔の日本では考えられないような病気でした。
戦時中は「贅沢は敵だ」と言われていた時代だったため生きていくために必要な食べ物しか周りにはなく、むしろそれを手に入れるのにも苦労する人が多かったものです。
現代のようにお酒やタバコ、また甘いケーキや脂っこいファーストフードは身近にはなかったのです。
しかし戦後の日本は生活が豊かになっていき、海外の文化を盛んに取り入れるようになってきました。
様々なジャンルにおいて目覚ましい発展を遂げてきたのですが、それが顕著に表れているのが私たちの生活スタイルです。
日本人の体に最も合っているとして馴染みのある和食よりも、お洒落で味の濃い洋食や中華などの海外の料理が好まれるような傾向になってきたのです。
それだけではなく、嗜好品が当たり前のように身近にあるため、我慢というものをせずとも簡単に手に入れることができます。
誕生日などの特別な日だけ食べていたケーキが、今では毎日でも食べられますし、バイキング形式で満足するまで食べることも可能です。
そんな昔とは異なった文化となってしまったことから、人々の生活習慣は大きく変化していきました。
ストレス社会にもまれる中で、それを和らげるために体も心も満足するような味が濃いものを好む食生活になり、交通機関の発達によって歩くということをしなくなり、忙しさを言い訳に運動をしない人が増えていきました。
体はエネルギーを摂取するばかりで消費していくことが少なくなります。
そのため、体型が変わっていくだけではなく内臓機能を低下させたり、コレステロールが異常値を示すようになることが珍しくなくなり様々な病気を引き起こすようになってしまったのです。
時代の流れとは言えあまりにも健康を害する要因に溢れてしまった現代を見て、某医師はこれらを総称して「生活習慣病」と名づけました。
日常化してしまうというのは非常に恐ろしいことで、生活の中で当たり前となっているものを省いたり見直したりしていくというのは簡単そうで実は難しいのです。
コレステロールが高いからと言って一切の動物性食品をたつことはできませんし、タバコを吸っていた人が禁煙をするというのも簡単なことではありません。
無理をすればそれがストレスとなり、仕事に集中できなくなったり、常にイライラしてしまって周りとの人間関係を悪くしてしまったりすることにも繋がります。
とは言え少しずつでも改善させていかなければならないのが生活習慣病です。
放っておけば20代という若さでも入院を余儀なくされるようなことになってしまいますし、最悪の場合には死に至ることもあります。
決して他人ごとではない病気だからこそ、日頃の生活習慣はこまめに見直していくことが勧められています。
食生活や運動、嗜好品の摂り方などを見直すだけでも体調が良くなったり、罹患率を下げることができるようになります。
悪い生活習慣が病気の原因になるという程度の知識では、あまり危機感を持つことができません。
大きな疾病に繋がるというだけではなく、死亡リスクもとても高いものだということまで理解しておかなければ、根本からの改善にはならないのです。

現代っ子は不眠症になりやすい

パジャマ姿で枕を抱えている男性

人間が生活をしていく上で睡眠は非常に大切なものです。
時間がもったいないからと言って仕事や趣味に没頭し、睡眠をしっかりとらないようでは健康を害してしまうだけではなく、集中力もなくなるので何をやっても上手くいかないというような事態も招く恐れがあります。
仕事において定時というものがきちんと決まっていたり、家庭内でも生活スタイルが確立されている場合であれば時間を意識してしっかりと睡眠時間を確保することができます。
しかし現代では不眠症と言われるほどに睡眠をきちんととれていない人が多い傾向にあるのが事実で、それも生活習慣病に大きな影響を及ぼしています。
なぜ現代っ子はこれほどまでに眠らないようになってしまったのでしょうか。

日常の環境がストレスを感じやすい

昔とは違い不景気な現代では、ストレス社会とも言われるように過酷な労働を強いられている傾向にあります。
定時になっても帰ることができず、残業が当たり前の企業も多々ありますし、過労によって精神疾患を患ってしまう人が出るほどにまでストレスというのは人々の体を蝕んでいます。
疲れがたまっていれば布団に入った瞬間に眠りに落ちることができそうな気もしますが、実際はそうではありません。
仕事に対する不安や生活に対する不安など、様々な悩み事が安眠を邪魔してしまい、眠ろうと布団に入ってもなかなか寝付くことができなくなってしまうのです。
なんとか眠ろうと喫煙をして心を落ち着けたり、睡眠薬代わりに飲酒をするという人もいますが、これが毎日のように続けば依存してしまい自力で眠ることができなくなってしまいます。
こうした睡眠障害は若い人から年配の人まで様々な年齢層の人に見られ、非常に深刻な問題としてとらえられています。

通信機器による影響

これは主にスマートフォンが原因だと言っても良いでしょう。
今では1人が1台以上の通信端末を所持する時代となっているため、10代の若さでも当たり前のように多くの人がスマートフォンを持っていますし、60代や70代という年配の人でも所持しているのは珍しくはありません。
こうした時代の流れから固定電話を必要とする人が少なくなり、仕事関係の連絡も、子供の学校での連絡網も電話ではなくメールやラインなどを利用しているところが多々あります。
中には学校の授業にタブレットを使用することが義務付けられていることもあるほどです。
通信端末は電話やメールなどの連絡手段だけではなく、アプリでゲームをしたり買い物をすることもできますし、わざわざ本を買わなくても電子書籍で活字を読むこともできます。
様々なコンテンツが備わっているからこそ人々は夢中になり、生活の中になくてはならない存在となっています。
しかしこれらの電子機器から発せられる明かりは人間に強い刺激を与え、睡眠を妨害してしまう危険性があります。
寝ようと思って布団に入っても、そこでずっとスマートフォンやタブレットを触っているといつまでも脳が起きている状態になってしまい、寝ようという考えに切り替えにくくなってしまうのです。
スマートフォンに夢中になりやすい現代っ子は常に所持していないといけない状態の人も多いため、これが不眠症を招く大きな要因だとも考えられています。
不眠症を自覚している人はそう多くはありません。
夜更かしができるのはまだ若い証拠だと思って気にしていない場合もありますし、1時間や2時間眠ることができれば十分だと睡眠時間の短さに違和感を感じない程度にまで麻痺してしまっている場合もたくさんあります。
これらは1日ではなんの健康被害もありませんが、当たり前になってくると様々な病気の原因になることは確かです。
人間が生命維持をしていく上で必要不可欠な睡眠を疎かにするのは非常に危険だと理解しておきましょう。

誰でも簡単にできる生活習慣病対策とは

不摂生そうな豪華な食事風景

生活習慣病を予防したり改善させたりする方法というのは実はとても簡単です。
現在の生活習慣を見直し、健康的な毎日を送れば良いだけなのです。
しかしそれを難しいと感じてしまうのは時代のせいだとも言えます。
具体的に行うことができる対策にはいくつかありますが、ポイントに分けて理解するようにします。

食生活に気を付ける

現代人に多いのが塩分や糖分の摂りすぎです。
食への関心が高まっている現代では日本食だけではなく海外の様々な食文化にも興味を持ち、より美味しい物を求めるようになってきました。
例えばファーストフードですが、これは安く食べられるだけではなく、すぐに提供してくれるので忙しい間でもすぐに食事を済ませることができるのがメリットです。
しかしそれ故にしっかり噛んで食べるということを忘れたり、味が濃いものやカロリーが高い物をたくさん摂取してしまう傾向にあります。
そんな生活をしていると消化器官に負担がかかるだけではなく、コレステロールが異常値を示すようになり病気を引き起こしてしまいます。
一切味が濃い物や甘い物を食べてはならないというわけではありませんが、ほどほどに抑えるということが大切です。
日常的に食べる物で言えば和食がおすすめです。
日本人の体に最も合っている食事ですし、塩を使わなくても出汁の味や素材の味を楽しむことができるので消化器官にかかる負担を抑えることができます。
また甘い物を食べる際には洋菓子ではなく和菓子を選択するというのも対策としては有効です。
たっぷりの砂糖を使っていることには変わりはありませんが、洋菓子と違って和菓子はバターなどの油分や小麦粉をほとんど使っていないのでヘルシーです。
どうしても甘い物が欲しいというときには和菓子を選ぶようにすると良いでしょう。

運動を日常的に行う

摂取したエネルギーを消費するために、運動をして体を動かすことを日常化するようにします。
毎日ジョギングをしたり、ジムに通うようにするというのも良いのですが、人によってはなかなか運動する時間を確保することができないということもあります。
そんな場合はハードな運動を無理に行う必要はありません。
例えば入浴後に毎日ストレッチをするようにしたり、通勤は徒歩にするなど少しでも生活の中で体を動かす機会を増やすようにするだけでも効果はあります。
大切なのは運動量の多さではなく継続して行うということです。
ダイエットをしているという人であればこれらの行動だけでは物足りないのかもしれませんが、生活習慣病対策として行うのであればこれだけでも十分です。
無理なく毎日続けていくことができるような体の動かし方を考えて実行していくようにしましょう。

嗜好品の摂り方に気を付ける

これは実はとても難しいのです。
例えば何か大きな仕事を成し遂げることができれば自分へのご褒美として甘い物を食べるというようなことがあります。
明確な目標を掲げて、それに対して嗜好品をとるというのはとても上手な付き合い方なのですが、この方法をおすすめすることができる人とそうではない人がいます。
元からストイックで完璧主義な人や、プライドが高い人は一度決めたことをやり遂げなければ納得できない性格なので、こういった方法をとれば嗜好品の摂り過ぎを防止することができます。
しかし自分に甘い人はちょっと何かを頑張っただけですぐに自分にご褒美を与えてしまったり、軽いストレスを感じただけで嗜好品に手を伸ばしてしまったりするため、上手く制限をかけることができなくなってしまいます。
こういった人は頻繁に嗜好品に手を出してしまうので自分へのご褒美という感覚で制限をかけるのはおすすめできません。
有効なのは回数制限を設けるということです。
何かを頑張ったらというような感覚ではなく、月に1回だけケーキを食べるという風にしたり、飲酒は月1回の飲み会の時だけにするなど回数を管理するようにすれば自然と制限をすることもできます。
喫煙に関しては1日1本というような制限をしても良いのですが、タバコは百害あって一利なしなのでできれば禁煙してしまった方が良いでしょう。